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執筆者の写真naokey

リモートワークを推奨する会社がオフィス空間を重視する理由


オフィス-ラウンジ-机-椅子-作業-空間-スタートアップ-仕事-おしゃれ

Xtraで雑用とか会社の未来を考える事をしている #naokey です。


弊社はエンジニアを中心にリモートワークを推奨しているのですが、お子さんがいるメンバーなどに活用されています。子育てと仕事の両立は色々な所で議論が起きていますが、こういう形で制度をフル活用して解決できると嬉しいですね。


昨今の真夏のような連日の30度越えの日に、消耗してまでラッシュの電車に揺られたりして移動する必要もなく、快適に仕事に取り掛かる事もできます。移動時間に毎日2時間使っている人は、その日は2時間別の事ができちゃいます。


でもリモートワークって最高だから取り入れない理由ないじゃん?って良い所だけ見ると思いがちなんですが、リモートって働く側も管理する側も結構難しい部分もあります。


例えば

働く側は

  • セルフコントロールできないと効率が落ちる

  • コミュニケーションが取りづらい(場合もある)

  • レスが遅いと本当に働いているか分からないと思われるかもしれないという不安

管理する側は

  • 本当に働いているか把握できない

  • 出社している人とリモートしている人で仕事に対する温度差が出てしまったりする

などの懸念が生まれたりします。


会社の文化が性悪説に基づいて成り立っている場合は、リモートワークに向かないなと思っています。


例えば、管理者はリモートしている人がサボる事を前提に考えるので、何やっているかを逐一確認するようなマイクロマネジメントを行ったり、常にビデオチャットができる状態にいないといけなかったり、すごく息苦しい働き方になったりしそうです。



日本の大手の企業もリモートワーク(テレワーク)で働き方改革だ!とうたっているのをよく目にしますが、実情は

  • リモートワークができる人は事前に申請して許可を得た人のみ

  • リモートワークをする場所も事前申請し、就業中は他から邪魔が入らない部屋

  • (カフェやコワーキングスペースはもちろんだめ)

  • 電話したら何分以内に掛け直す

など、子どもが熱を出したから自宅でリモートとかは難しそうな条件が多くあります。

オフィス-ワークスペース-机-椅子-作業-空間-スタートアップ-仕事

じゃあどうすればリモートワークが機能するの?という問いへの100%の解はまだないんですが、

  • 性善説に基づいた文化作り

  • 完全成果主義

  • 自律したメンバーの採用(組織が大きくなるとやはり難しくなる)

  • 情報のオープン化 (slackなどのコミュニケーションツールや社内ドキュメント)

  • 他のメンバーに対する許容性

あたりを押さえるのが良いのかなと考えています。


後は今後VR(Virtual Realty)とかMR(Mixed Reality)が5Gの普及でより浸透してくると、離れていても横にいるような形でコミュニケーションが取れる環境が作れるかもしれません。



マクロの話をすると、日本は労働人口が今後年々減少していく中で、海外の労働力が必要。じゃあ連れてこよう、となった時の物理的な移動(引っ越し)でかなりハードルは上がると思います。


もちろん介護、医療など物理的にじゃないと解決できない職種もありますが、インターネットサービスのプロバイダーなどは、今のタイミングから一緒の空間で働いていなくても、同じ温度感で同じ目標に向かっていける文化と環境づくりをするのがいいんじゃないかなと思います。

オフィス-エントランス-ドア-スタートアップ-仕事-おしゃれ-受付-廊下-ガラス張り

ここまでツラツラとリモートワーク信者みたいに書いて来ましたが、じゃあオフィスっていらないんじゃない?という考えなのかというと、そうでもなかったりします。


ただ、従来の「作業場所」としてのオフィス環境は今はそこまで重要じゃなくなってきているとは考えています。


リモートワークを推奨する会社としてのオフィスの存在価値は、

  • 文化を醸成する場所

  • 雑談から生まれるイノベーションを産む場所

かなと思っています。


それぞれについて少し詳しく書きます。



文化を醸成する場所

オフィス-会議室-机-椅子-作業-空間-スタートアップ-仕事-おしゃれ-ガラス張り-開放感

特に入社したてのメンバーにとって、新しい会社の雰囲気とか他のメンバーのスタンスだったり性格だったりというのはオンラインだけだと知るのに時間がかかってしまいます。


今後、ここはテクノロジーが解決するとは思いますが、現状は一緒の空間で一定期間働くのが一番早いと思っています。その会社の目的や方向性などを共有するのは、オフィスという場所が重要な一番大きなポイントかなと思います。


あとはスタートアップ初期とか熱量を全員で共有しながらプロダクトと文化を作るっていうタイミングは、みんな毎日顔を合わせて同じ方向を見ながら議論する時間がすごく大事だと思っているので、そのタイミングはオフィスという集まれる場所は大事だと考えています。



雑談から生まれるイノベーションを産む場所

オフィス-ラウンジ-机-椅子-作業-空間-スタートアップ-仕事-おしゃれ-雑談-男-男性

これは共感を得られるかは全く分からないのですが、イノベーションは雑談から生まれることもあるのかなと思っています。


顔を合わせた同僚と

 「久しぶり!」

から始まるちょっとした雑談の中で事業における思わぬブレークスルーのヒントが生まれたりするんじゃないかと思っています。


カフェとかでも良いんですが、重要なのは同じ事業に携わる同僚と出会える場所としてはオフィスが最適かなと思います。


そういう意味でXtraは、旧エニドア時代に少しお金をかけて

 「気軽に立ち寄れる」

 「雑談が生まれやすい」

場所を意識してオフィスを作りました。


アメリカ西海岸のカフェの様な。


前のオフィスが従来の「作業場所」という感じだったので、作業をする場所という点では、最初不満は上がっていました。ただ、日々良い雑談が生まれる和気藹々とした文化の醸成はできていると感じいるので、成功だったなと感じています。


オフィス作りも相性で、何社とお話した上で一番自分の感覚と近かった TRAIL HEADS さんという会社さんにお願いしました。

 - Xtra(旧anydooR)オフィスイメージ:http://trailheads.jp/works/anydoor/



今後も、試行錯誤しながら、働きやすい会社を作っていきます。

 

本記事は、Xtra株式会社の公式ブログコンテンツです。ビジネスに関する情報から社員の働き方まで様々なコンテンツを発信しています。ニュース配信も行なっておりますので、音声読み上げサービスなどサイト外でお楽しみの皆様は、ぜひ x-tra.jp にアクセスしてみてくださいね。

 

- Written by #naokey

- Photo from TRAIL HEADS Website

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