• Yuji

マンガのセリフを英訳し、読者層の拡大とブランド力アップに活用

スピード翻訳の導入事例についてご紹介。今回は株式会社プレジデント社プレジデントネクスト編集長八尾研司氏にインタビュー。新雑誌『プレジデントネクスト』誕生にあたり、スピード翻訳をどのように活用されたのかなど、お話いただきました。

導入事例 – 株式会社プレジデント社

新雑誌『プレジデントネクスト』誕生にあたり、翻訳を全面的に任せられた

プレジデント社さまが発行する『プレジデント』は、日本を代表するビジネス総合誌。1963年4月、日本初の海外提携誌(米国 TIME Inc. 発行『フォーチュン』誌)として月刊誌でスタートして以来、ビジネスリーダーの指針となる経営戦略&自己啓発・ビジネスマーケティング情報・リーダー学・海外情報などを提供。2000年2月以降は、スピードと決断を求められる時代に即応し、月2回刊となりました。


同誌はシリーズ化しており、“子供を元気にする。親も元気になる”をテーマとした『プレジデントファミリー』も(現在は、季刊誌です)発行されています。このシリーズに 2014 年、働く女性のためのビジネス情報誌『プレジデントウーマン』が誕生。さらに、全編に渡ってマンガを用いた異色のビジネス情報誌『プレジデントネクスト』も誕生、「スピード翻訳」は、こちらの誌面づくりをお手伝いさせていただきました。


そこで今回は同誌の編集長・八尾研司さまに、どのように翻訳サービスをご活用いただいたのかを、新たな雑誌に対する思いも交えながら伺いました。

※ 創刊は2015/06の予定です


「スピード翻訳」を導入された背景をお教えください

余白であった下部にそのページの英訳をすべて記載

私たちは今、20代から30代をターゲットにビジネスの初歩の情報を提供する雑誌『プレジデントネクスト』の月刊化に向けて、準備を進めています。創刊の経緯としては、マンガが持つ「わかりやすさ」が一番理由です。専門用語の多い文字ばかりの誌面は、「堅苦しい」と嫌厭される風潮にあり、『プレジデント』本誌でも、図解を多用した、わかりやすくて読みやすい誌面づくりを心掛けています。さらにわかりやすさを追求して、読者に訴求する『プレジデントネクスト』はほぼ全編マンガで構成しました。新しいビジネス誌のスタイルを提案する、私たちの挑戦です。


新たな誌面づくりを進めるなかで、出くわしたのが「余白」の問題でした。『プレジデントネクスト』は、A4 に近いサイズで、マンガ誌としては大きすぎます。マンガの絵を間延びさせず、文字の密度を保つためには、レイアウト上、どうしても広めの余白が生まれてしまいます。この余白も有効に活用したいと考えました。


そこで、読者がプラスの教養として役立てられるように、マンガのセリフを英訳して欄外に設置することにしました。社内に翻訳の専門家を抱えていない、翻訳家さんに頼むしかなかったわけです。


「スピード翻訳」の実際のご導入ケースについてお聞かせください

「スピード翻訳」は、ネット検索で知りました。検索トップに出てきたので、第一印象としては、「グループだから、さすがしっかりSEO対策を立てているな」というのが本音でした(笑)。翻訳物がマンガということで、こちらも勝手がわからなかったので、営業の方に相談をして、コンシェルジュ翻訳を利用することになりました。


自分たちで翻訳者を探さなければならない場合、非常に面倒なのではないかと危惧していたんです。論文やビジネスの文章と、マンガも含めた雑誌などの出版物の文章は、翻訳するといっても別物ではないか。そうなると出版に特化した翻訳者を探さなければならないのではないか、と。


また私たち出版業界は、ライターやデザイナーなど、個人のプロフェッショナルに委ねることが多いので、お願いした翻訳家さんに何らかのトラブルが起きて、納品できなくなったら、雑誌が出なくなる。その点、複数の翻訳家さんと契約しているエージェントであれば安心です。間に営業担当者が入って、対応してくれるのも、大きいメリットです。わからないところがあって、質問をしても、すぐに返答をくれます。一人の翻訳家さんしかいない場合、「連絡が取れない!」とか、ありそうですから。翻訳部分が雑誌全体の商品力を決めるわけではないので、ここで手間取っていたら、ままなりません。営業担当者の存在によって、不安要素を減らせて、助かっています。


「スピード翻訳」の翻訳スピードとクオリティ、費用についてご感想をお聞かせください

『プレジデントネクスト』は月刊化にむけたテストとして3冊発売する予定です。その1号めでは、マンガ120ページ分、約1万文字の翻訳をお願いし、1週間ほどで納品されました。スピードとしては、仕事量を考えると申し分なく、雑誌の制作工程としても不便なく利用できるレベルだと思います。クオリティに関しては、多種多様な企業さまの利用実績を見せてもらったので、特に心配はしていません。


良かった点は、雑誌特有の細かい質問や修正に、すぐに対応してもらえたことです。雑誌のお客様は何万人という数になります。なかには英語が非常に得意な方もいらっしゃるので、なかなか手ごわいんです。細かな点で信用を失うのが怖いんですよ。たとえば、沈黙を表すとき、ピリオドを使う場合があるのですが、3つなのか、6つなのか、「ネイティブの日常会話」という設定で英訳してもらったので、“ネイティブのルール”を教えてもらいながら、進めることができました。


「スピード翻訳」に今後期待すること

英訳付きのマンガについての、お客様の反応はまだハッキリつかめていません。しかし、マンガの気軽さに加えて、英訳がついているというちょっとした「知的さ」が加わったことで、今までのマンガ誌とは違うということは表現できたと思います。ただ、お客様がそれを望んでいるかはわからないので、しばらくは続けて、再検討したいと思っています。


テスト 1 号では特集マンガの翻訳に留めましたが、他のページでも英語がマッチする企画があれば、活用する場を広げていきたいですね。英訳部分のなかから、使える表現を抜き出した「英語勉強コーナー」を設けたり、登場キャラクターを使った「英語講座」をスピンオフで展開したり、といったこともおもしろいかもしれません。


新たな読者層の開拓は、雑誌業界の悲願でもあります。20代、30代は雑誌を買わない、書店にも行かないという人が増えています。ビジネス誌の世界は、特にその傾向が顕著です。スマホで、たいていのビジネスニュースは読めますし、ご意見番のような人がそこにコメントまでつけてくれるのですから、不足は感じていないのだと思います。『プレジデントネクスト』には、「若い人たちが勉強したいと思ったときに手に取ってもらいたい」という私たちの思いが込められています。スマホでは、「勉強したい」という意欲に十分にこたえられないと思うので、そこが唯一の付け入るチャンスかなと。すでにテスト2号の翻訳も「スピード翻訳」に依頼しました。ともに強い雑誌を創っていくパートナーとして、大いに期待しています。


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- Originally published on the QuickTranslate Blog.