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名詞の代わりの多言語コンテンツ、デイリーポータルZから学ぶConyac活用法


The Daily Portal Z website.

インターネットメディア業界は分散型メディアやキュレーションメディアの台頭で常に新規参入者が現れ、まるで雨後の筍の様相を呈しています。


そんななか、「ハトが選んだ生命保険に入る」、 「一人で彼女とキスしている写真を撮る方法」など、”真面目にふざけたネタ”で、その存在感を示し続けているデイリーポータルZ


今回はニフティ株式会社の顔である、デイリーポータルZがConyacをどのように活用しているかを石川様と橋田様にお伺いしてきました。

ニフティ株式会社 橋田様(左) 石川様(右)

- さっそくですが、デイリーポータルZはどんなメディアなのでしょうか?


石川様(以下、敬称略):デイリーポータルZはいわゆる読みものサイトで、「おもしろ記事」と呼んでいるんですが、 「実験系」や「インタビュー」「工作」「体験レポート」など幅広い題材の記事を1日3〜5本のペースで掲載しています。


- 石川さんもライターなのですか?


石川:僕も以前は定期的に記事を執筆していたんですが、現在はレギュラー枠はなく主にイベント記事や特別企画を執筆しています。イベント自体の企画運営もしており、特に「ヘボコン」というイベントに力を入れています。


世界各国で開かれるヘボコンのために記事を翻訳

- ヘボコン…ですか?ロボコンではなく?


石川:技術力のない素人同士がつくったロボットで競い合う、ロボットバトルイベントです。


- どうしてデイリーポータルZでヘボコンを開催することになったのでしょうか?


石川:僕らはよく工作系の記事を書いているんですが、失敗作って世の中に出ないじゃないですか。みんな完成したものを出してくるので。そうじゃなくて、みんなの失敗作とか、よくできていないものを集めたらおもしろいと思ったんです。


- ヘボコンはデイリーポータルZの工作系記事をきっかけに始まったイベントなんですね。

力を入れているということは、ヘボコンは広まっているんですか?


石川:一昨年、文化庁のメディア芸術祭でエンタテイメント部門審査委員会推薦作品に選ばれたのですが、そのときに応募したイベントの動画がいろんなサイトで展開され海外メディアにもたくさん報道されたのをきっかけに、各地から連絡がくるようになりました。


- 世界中というのは何カ国ですか?


石川:いまは25カ国以上に展開されています。


- かなり広まっていますね!

Hebocon at San Mateo, US. Photo via Daily Portal Z blog.

石川:先日はアメリカのサンマテオでもヘボコンを開催しました。


- アメリカでの実施となると準備が大変そうですね。


石川:大変でした(笑) ヘボコンって、空き箱を利用したり100均の商品を使って作ったりするんですが、日本ならすぐに買ってきて作ることができるのに、アメリカのイベントでは事前に郵送しておかなければいけなかったり。送りすぎても税関でお金を取られるのが怖いですし。

私たちも手探りだったんですが、海外でも国内でも人がちゃんと集まって開催できています。


- どうしてメディア内に英語の記事を掲載することになったのでしょうか?


石川:デイリーポータルZが読者数を増やしていかなければいけないという状況で、僕らがリーチできていない層というのはどこかなって。例えば、ヤンキーとかシニア層とか。そのなかのひとつに海外というのがあったんです。


橋田様(以下、敬称略):以前に、札束風呂という、お札をいっぱい入れたお風呂に入って、お金持ちの気分を味わえるイベントを日本でやったんです。それをアメリカのJ-POP SUMMITという日本文化を紹介するイベントでも札束風呂をやってもらえないかという依頼を受けて、編集長がイベントに行ったんです。

ずっと海外向け記事には手をつけられていなかったんですが、そのイベントがきっかけで「デイリーポータルZを海外向けにもやろう!」ということに。それで英語ページを開設したんです。


- 新しい層を獲得するための施策だったんですね。 デイリーポータルZは、「昔からインターネットにいる人」に好まれているイメージがありますね。


橋田:そうですね。ただ、難しい言葉を使わず、初見で見ても面白いって思ってもらえるような書き方も意識しています。

Hebocon at San Mateo, US. Photo via Daily Portal Z.

英語記事はお金を稼ぐ目的ではなく、コンテンツを知ってもらうため

- 昔はユーザー課金もされていませんでしたよね。どのように稼いでいるんだろう? と。


石川:そうですね。それはよく聞かれます(笑)


- 今は、コラボ企画もやられていますよね。


石川:コラボ企画は、僕たちが稼ぐ最大の手段になっています。 いわゆるバナー広告のような枠を設けずに記事を拡散するというやり方でやっています。


- なるほど。英語記事を用意されてから海外読者の流入は増えたのでしょうか?


橋田:そうしたいのですが、いまのところ英語記事によって、海外からの流入が増えているということはあまりないです。記事を翻訳したり、ツイッターでも画像を貼って海外の人にもわかってもらえるようにはしていますが。


石川:それよりも、ヘボコンを通して知り合った海外の人に、「こういうことやっています」と伝えるときに、すごく便利なんです。名刺代わりに使えますね。あと、日本の方でも英語の記事を読んで、英語の勉強になっているという反響もあります。


知り合いに依頼するよりConyacに頼むほうが早かった

-ちなみに、最初にConyacを使おうと思われたきっかけは?


石川:最初はヘボコン関係で使いました。


橋田:当時私が育児休暇中で、休みが終わって戻ってきたら「いいものがあるぞ!」ってなっていたんです。


石川:ヘボコンのためにサイトを作ったり、ルールブックを作って配ったりしていて。最初は翻訳家の人に依頼していたんですが、その人が結構人気の翻訳家だったので、一個の仕事を頼むのに結構待つ必要があったんです。


- 翻訳を依頼したいけど、なかなかその方が捕まらないんですね。


石川:そうです。それで、翻訳会社を探したんです。翻訳会社なら待たなくてもいいだろうと。それを探している過程でConyacのことを知って、ちょっと使ってみたら、非常にレスポンスが早くて。


橋田:めちゃくちゃ早い!


石川:それで翻訳会社に頼むよりもリーズナブルだということで使っています。Conyacを使い始めたおかげで英語記事が公開できている状況です。


- 英語ができるアルバイトの方を雇うことは考えましたか?


石川:アルバイトの採用は考えていなかったですね。翻訳をする必要があるんですが、コンスタントではない。1ヶ月間必要ないというときもあるんです。


- せっかくアルバイトの方に来てもらっても仕事がなかったり?


橋田:そうなんです。別の仕事をお願いすることになるんですが、わたしたち工作とかお願いしちゃいますからね(笑)


- 翻訳が必要なタイミングにConyacが合わせられるということですね。


石川:そうですね。同じようにオンラインで翻訳を依頼できるサービスもいくつか検討はしたんですが、Conyacでは請求書払いができたのも理由ですね。事務的な話ですが、会社同士の取引のほうが安心なので。


- 実際にConyacを活用して期待通りの結果は得られていますか?

Hebocon at San Mateo, US. Photo via Daily Portal Z.

橋田:もともとがゼロだったこともあり、大変助かっています。英語サイトと英語記事を公開できて、ヘボコンがワールドワイドになっています。翻訳者に原文の意図を伝えることで翻訳の品質を高めている。


- 細かい話ですが、Conyacに翻訳を依頼されるとき、翻訳者にいろいろと補足情報を伝えているようですね。意識して伝えるようにしているのでしょうか?


石川:伝えることは意識していますね。僕らも立場としては編集者なので、元の文章を捻じ曲げることになると、書いてくれたライターさんにも悪いと思いますし、ちゃんと記事として伝えたいことがあるので、文章の中身を残したいという思いがあります。


-とても丁寧に翻訳者とコミュニケーションを取られている印象です。原文ファイルだけ渡して翻訳依頼完了されるケースも多いので。


石川:逆に細かくて、翻訳者にウザいと思われたりしないですかね(笑)


- 翻訳者も、元の文章の意味を理解できかねることがあるので、文章の背景や固有名詞(人名や会社名)の表記、定訳など、情報をもっと欲しいと思っていることが多いんですよ。


石川:そういうときに、何回かやりとりが発生するんですが、翻訳者の方も「そういう意図であれば、こういう翻訳ではどうでしょうか?」など丁寧に代案を出してくれたりしますよね。


- 何通りかの意味に受け取れる文章や、文脈次第で意味が変わる言葉もありますし、御社のおもしろ記事はとくに「正しいか」に加えて「おもしろいか」という観点もあるので、確認することは大事ですよね。


石川:口語なので難しい部分はありますが、僕らはライターさんとやりとりをしながら文章の中身を詰めていくような仕事をしているので、そういったノウハウが生きている部分もあると思います。

ニフティ株式会社 橋田様(左) 石川様(右)

導入コストがかからないので、まずは翻訳を気軽に依頼してみたらいいのでは?

- 「こんな人はConyacを使ったほうがいい」というイメージってありますか?


橋田:Webサイト、Webメディアを運営している人ですね。試しにちょっと記事を翻訳してみたいという人に特におすすめです。気軽に使えて、Webメディアを作っている人であれば抵抗なく使えると思うので。普段Webの操作に慣れていない方だと少し困るかもしれませんが。


石川:依頼したらすぐに結果が返ってくる。いい結果が出なければ、すぐに止めることもできますし。そもそも費用がそんなにかからないですからね。


- 今後のヘボコンの展開は?


石川:8月にヘボコンワールドカップが東京で開催されるので、その記事を掲載する予定です。


橋田:海外の人が大勢来たら大変そうですが、いろいろな国の人が来たら面白いですね!

ヘボコンワールドカップの紹介動画


-いま、英語版の記事を作られていますが、今後どんな方に読んでもらいたいですか?


石川:ヘボコンに関しては、どういう人っていうイメージはないですね。 より幅広い人に読んでもらいたいです。


橋田:ニュースサイトがやっているのとは違う路線でやっていて、この路線が好きな人は世界中にいると思うので、その人たちに読んでもらいたいですね。


デイリーポータルZのConyac活用法


今回インタビューをさせていただいたニフティデイリーポータルZは、下記の手順でConyacを活用されています。


1.Conyacのアカウント作成

2.翻訳依頼用のクーポンクレジットを購入 (購入分を翌月に請求書でお支払い)

3.クーポンクレジットを消費してStandard翻訳依頼

4.翻訳結果を受け取り

※クーポンクレジットとはConyac独自のプリペイド(前払い)の仕組です。

 企業様のConyacご利用時はエニドアから法人用アカウントに購入したクーポンをチャージさせていただくことが可能です。


【メリット】

・ビジネスレベルの翻訳を低価格かつ早く受け取ることが可能です

・好きなタイミングでクーポンクレジットを消費して翻訳者にお仕事を依頼できます

・文章のニュアンスを翻訳者に直接伝えることで文脈や伝えたいことをより適切な表現で翻訳してもらえます


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- The Conyac Team